吉松 隆 「プレイアデス舞曲集Ⅰ」1.フローラル・ダンス

2015年05月17日 10:46


吉松 隆氏について、わたしはなにも知らなった。

音楽の造詣に深い、ブロ友のマサトさんから紹介されて初めて知ったのですが

現代音楽の苦手なわたしに飛び込んできた吉松氏の音楽を開いてみると

そこにはたくさんの「プレアデス舞曲集」なるものが・・・! さらにあちこちに

宇宙の星々をテーマにした曲があるではないですか。 

こんなところにこんな方がいたなんて。

「現代音楽」をスルーしていた中で、現代のクラシック作曲家として

<好き>に入っていたのは武満 徹氏、芥川也寸志さんくらいで、あとは、

ポップス界の故宮川 泰氏、久石 譲氏の音楽が愛すべき憧憬の星々でした。


吉松 隆氏のHPによるプロフィールには、

1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。

以後、現代のクラシック音楽創作界(いわゆる「現代音楽」)の

非音楽的な傾向に異を唱え、調性やメロディを全面的に復活させた

独自の(「異端」とも呼ばれる)路線を貫き、作曲活動を展開する。  とあります。

なるほど~

それにしても、YOU TUBE には、聴きたいと思う楽曲がほとんどUPしてない

みたいで残念です。

例えば、

トロンボーン協奏曲「オリオン・マシーン」 Op.55(1993年)

チェロ協奏曲「ケンタウルス・ユニット」 Op.91(2003年)

シリウスの伴星によせる Op.1(1974年)

といったものも聴きたいのだけど、探すのはCD検索しかないようです。

交響曲や協奏曲、そのほか、広いジャンルで作曲をしているようですが

やはり、ステキだなぁと思ったのは、<プレイアデス舞曲集 >シリーズ。

その中で選んだ一曲をUPしました。

高周波の<整数次倍音>でハーモニックされたように感じる心地よい曲です。

サイドに動画を貼りました。  


それから、吉松氏の代表作「朱鷺に寄せる哀歌 」は、他の現代音楽とは

<似て非なるものである>と思いました。聴けば聴くほど深みが味わえる楽曲です。

また、この曲は、ピンクフロイドの「Echoes」がベースにあったようだという

記述を見つけてあ~~聴いてた聴いてた!!懐かしい!というわけで、

「Echoes」も一緒に貼りました。


さらに、

なぜだか、「プレアデス」の曲を聴いていたら、「エクソシスト」のテーマを

思い出したのでこれもサイドに貼っておきました。(テーマが全然違うのに。汗)

当時、映画も強烈でしたが、このテーマ曲にハマってしまって、だいぶ長い間

耳の奥でリフレインする日々が続いたんですね。

いろいろなヴァージョンがあるみたいですが、このSP盤のザラザラ音が入ってる

オリジナルサウンドドラックがわたしは一番好き。


というわけで<ディスカバー吉松>をキッカケに、芋づる式に新たな宝物を

加えることができて、嬉しいです。